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株取引、夜も盛んに SBI参入で市場2・7倍
2007年10月20日8時33分配信


■先行組も拡大策 売買成立へ規模必要 

 SBIイー・トレード証券などが8月末に開いた夜間に株式を売買できる私設取引市場(PTS)「ジャパンネクストPTS」の売買代金が1日平均約5億円で推移、先行するネット証券2社のPTSの合計を上回る勢いをみせている。この結果、夜間取引の市場規模は2・7倍に拡大した。だが、夜間取引がこのまま普及するかは不透明だ。(若狭弘)

フジサンケイ ビジネスアイより引用 ≪1日平均5億円≫

 国内の夜間取引はマネックス証券が2001年1月に開始。昨年9月にはカブドットコム証券が参入した。売買規模は昼間の取引と比べると小さく、9月の1日平均の売買代金はマネックスが約2億円、カブドットコムが約1億円。昼間取引に比べて、参加者が少ないことから、売買が成立しにくいケースがあり、そのことがさらに夜間取引から投資家を遠ざける要因になっている。

 8月末にスタートしたジャパンネクストには、ネット証券業界最大の約150万口座を持つSBIイー・トレードをはじめ、ゴールドマン・サックス証券、GMOインターネット証券が参加。年度内にはオリックス証券、楽天証券も合流する予定で、規模の大きさで他のPTSとの差別化を図っている。

 業界最大の4000銘柄を扱っていることも特徴で、「取引が成立しやすい市場であることをアピールして、投資家の取り込みを図っていきたい」(SBIイー・トレード)という。

 こうした規模のメリットが投資家に受け入れられ、9月の月間売買代金は91億8800万円(18営業日)に達した。1日平均では5億1000万円となり、先行2社の売買代金の合計(3億円)を上回っている。先行2社の売買代金に大きな変化がなかったことからみると、ジャパンネクストの参入で参加者が増え、夜間取引全体の規模は2・7倍に拡大した。取引の活性化には一定の規模が必要なことを示した格好だ。

 ≪東証の0・03%≫

 先行組もPTSの規模拡大を目指して他の証券会社の勧誘に動いている。カブドットコムのPTSには9月末から、三菱UFJ証券、BNPパリバ証券、ゴールドマン・サックスが参加。10月以降にクレディ・スイス証券も加わる。

 参加者の増加で、徐々に浸透しつつある夜間取引だが、その規模は東証1部の売買代金の0・03%程度に過ぎない。「普通の投資家が寝ているときに半プロやプロだけが取引すれば、株価を特殊な人が引っ張ることになる」(東京証券取引所の斉藤惇社長)といった批判もある。社会基盤の一つとして夜間取引を、どう定着させていくかが課題となっている。

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